XMの口座ステータスには、通常のアクティブ口座以外に、休眠口座と口座凍結の2種類がある。
休眠口座・口座凍結になってしまうと、次のようなデメリットがあるので注意してほしい。
デメリット
もったいない!口座維持手数料が発生する
もったいない!保有しているボーナスが消滅する
もったいない!保有しているXMPが消滅する
めんどくさい!アカウントと口座を作り直す必要がある
この記事では、休眠口座・口座凍結になる条件とその対処方について詳しく解説する。
ただ、XMをメインの口座として使い、日々平均的なトレードをする人にはあまり関係ない話である。
主に、休眠口座・口座凍結になりやすい人というのは、XMで口座開設をしたものの取引をあまりしていない人だ。
また、特殊なトレードをする中上級者の人の場合も、XMの取引禁止行為に抵触してしまうと、いきなり口座凍結になってしまう可能性が高いため注意してほしい。
あまり関係ない人
XMをメインの口座として平均的なトレードをする人
気をつけてほしい人
本業が忙しくてなかなかトレードする時間がない人
資金ができた時だけ少額入金しつつ、たまにしかトレードしない人
他社と比較するためにとりあえず口座開設した人
XMをサブ口座として利用している人
特殊なトレードをする人
目次
休眠口座・口座凍結になってしまう原因
通常は「口座に取引活動がない」と段階的に休眠口座・口座凍結となる
休眠口座・口座凍結のステップ
- 90日間「取引活動」をしない
- 休眠口座となる
- 口座維持手数料が毎月引かれる
- 口座残高がゼロなる
- さらに90日間「取引活動」をしない
- 口座凍結となる
休眠口座・口座凍結の状態
休眠口座の状態 | 口座凍結の状態 | |
---|---|---|
ログイン | できる | できない |
口座維持手数料 | 月額5ドル※ (1座あたり) |
なし |
解除方法 | 入金・出金・取引をする | 新規アカウント作成が必要 |
口座開設ボーナス | 消滅 | 消滅済み |
入金ボーナス | 消滅 (上限は引き継ぎできる) |
|
XMP | 消滅 |
※残高5ドル未満は全額手数料となる。残高ゼロならそれ以上は手数料が発生しない
休眠口座・口座凍結になるまでのステップと口座の状態は上記の通りだ。
「取引活動」とは、「取引」「入金」「出金」のいずれかを差しており、アカウントログインは含まれない。
まず、保有している全ての口座において、90日間一度も取引活動がなかった場合、最初に休眠口座という状態になる。
そして、この時点で保有しているボーナス・XMPはすべて消失してしまう。
これが一番のデメリットだ。
また、休眠口座になってしまうと、1口座につき毎月5ドルの口座維持手数料が差し引かれていく。
保有している口座のうち、どれか一つでも取引活動を再開すれば休眠口座の状態は解除され、通常のアクティブ口座に戻る。
しかし、そのまま放置すると口座残高がゼロになるまで手数料を支払い続ける。
口座残高5ドル未満は全額手数料として引かれるので、最終的に口座残高はゼロとなる。
口座残高ゼロになっても、さらに90日間放置すると口座凍結となる。
口座凍結になると、そのアカウントは利用できなくなくなり、新規アカウント作成・新規口座開設が必要となる。

「利用規約違反」はいきなり口座凍結!出金拒否・利益没収の可能性もある
利用規約に反する取引をした場合は、いきなり口座凍結となり、さらに出金拒否・利益没収となってしまう可能性があるため注意してほしい。
スキャルピングは、よく問題になることの多いトレードスタイルだが、XMでは全ての口座で正式に認められている。
ポジションを保有してから数秒以内に決済する「秒スキャ」や「スキャルピング系EAの利用」も可能だ。
ただし、以下の行為は利用規約で明確に禁止されてる。
XMの禁止行為
- ネットワーク、接続遅延、価格誤配信だけを狙った取引
- アービトラージ(裁定取引)
- ボーナスの不正取得
ネットワーク、接続遅延、価格誤配信が発生するのは、マーケットに注文が殺到することでXMの取引サーバーに大きな負担のかかるタイミングだ。
そのため、週明け窓狙い・重要指標発表時「だけ」を狙ったトレードは利用規約違反となる。
XMでは、同一口座での両建ては認められているが、別の口座・別の業者・他人やグループ間を利用した両建て取引、いわゆるアービトラージ(裁定取引)は禁止されている。
また、基本的にボーナスを得られる権利は一人一回だ。
口座開設ボーナスを二回以上不正に取得することなども禁止されている。
詳しくは、以下の記事も参考にしてほしい。
XMはスキャルピング禁止ではないがゼロ口座よりも良い海外業者がある
休眠口座・口座凍結の対処法
休眠口座にならないためには?
XMでは、アカウント一つに最大8口座まで開設できる。
そのうち1口座でも、取引活動があれば休眠口座とはならない。
90日に一度、「取引」「入金」「出金」のどれか一つを一回でもしておけばいい。
もちろん、最小取引数量である0.01ロットでも問題ない。
休眠口座になってしまった!口座凍結されないためには?
休眠口座になっても、口座残高が残っている限り口座凍結はされない。
1口座あたり毎月5ドルの口座維持手数料が発生するが、口座残高がゼロになるまでに「取引」「入金」「出金」のどれか一つを一回でもすれば、再びアクティブ口座に戻る。
また、口座残高がゼロになっても、90日以内に少なくとも「入金」さえすれば、再びアクティブ口座に戻る。
口座凍結になってしまった!取引を再開するには?
一つのアカウントは、一つのメールアドレスで管理している。
もし口座凍結されてしまった場合、前回と同じメールアドレスで新規アカウント作成すれば、入金ボーナスの上限だけは引き継ぐことが可能だ。
XMの新規アカウント作成はこちらのリンクから可能だ。
休眠口座の対処法として「両建て」はしないほうがいい
XMでは、同一口座での両建ては認められている。
そのため、休眠口座対策のために、
定期的に同一通貨ペア同一数量で両建てすれば、リスクゼロで休眠口座対策が可能では?
と考える人もいるだろう。
しかし、本来はトレーダーにはメリットでしかない「ロイヤリティプログラム」というポイント制度があることによって、両建てを利用した休眠口座対策ができなくなっている。
「ロイヤリティプログラム」とは、取引するごとにXMPと呼ばれる独自ポイントが貯まっていき、ボーナスと換金することが可能だ。
ただし、このXMPを稼ぐためだけの両建て取引は利用規約で禁止されている。
取引手数料が無料のマイクロ口座・スタンダード口座でこれを実践した場合、通常の2倍のXMPをノーリスクで獲得できてしまうからだ。
また、長期で両建てポジションを保有した場合においても、受取りよりも支払いのほうが高く設定されているスワップポイントを、日々取引コストとして支払い続けることになるため意味がない。
ボーナス対象外のXM Zero口座なら問題はなさそうだが、いずれにしても両建てやボーナスを応用した取引は、基本的に担当部署で個別判断されるケースが多いため、本来の目的以外で実践すると危険だ。
このようなリスクを冒すくらいであれば、0.01ロットでもいいので普通にトレードしたほうが良いだろう。