XM(エックスエム)では、デモ口座でバーチャルマネーを使い、いくらでも取引の練習が可能だ。
練習とはいえ、リアル口座に近いトレード環境なので、シミュレーションにも使える。
この記事では、デモ口座の開設方法と注意点を、初心者向けに分かりやすく解説する。
まず、このデモトレードは、主に次のような人にオススメだ。
これからFXを始める人
ポイント注文方法・テクニカル分析方法など、実際のトレードの流れをシミュレーションできる。
初めて海外FXを利用する人
ポイント国内FX経験者が、海外FXのハイレバレッジを体験したり、取引ルールの違いを理解したりするのに役立つ。
MT4・MT5を初めて使う人 / MT5・MT5を使い比べたい人
ポイントMT4・MT5は機能に制限がなく、リアル口座と同じ条件で利用できる。特に、MT5でデモトレードができる業者はまだまだ少ないため、XMのデモ口座はオススメだ。
次に、デモ口座の特徴を知っておこう。
XM デモ口座の特徴
- 資金不要・口座維持費など一切無し
- デモができるのはスタンダード口座・XM Zero口座のみ
- 同時に利用できるデモ口座は最大5つまで
- デモ口座に有効期限はない
- デモ口座に90日間以上ログインしなければ閉鎖される
- デモ口座は何度でも新規口座開設できる
- 約定力はリアル口座とは異なる
デモ口座を開設できるのは、スタンダード口座とXM Zero口座の2つだけだ。
マイクロ口座で、デモトレードはできない。
しかし、マイクロ口座とスタンダード口座は、最小取引数量が異なるだけで、そのほかの取引条件は同一である。
マイクロ口座(リアル)を検討している人は、スタンダード口座(デモ)を開設すると良いだろう。
デモ口座には有効期限がないため、ずっとデモトレードだけしていても問題はない。
ただし、最後にログインした日から90日間利用がない場合は、そのデモ口座は閉鎖される。
その場合、新たにデモ口座を開設すればいい。同時に利用できるデモ口座は、最大5つまでだ。
約定力は、デモ口座とリアル口座では異なるので注意してほしい。
詳しくは、「デモ口座とリアル口座の約定力の違いに注意!」で詳しく解説する。
5分で完了!デモ口座開設方法
デモ口座開設に必要なものと手続きの流れは、以下の通りだ。
必要なもの
メールアドレスのみ
手続きの流れ
- 個人情報の登録
- デモ口座のタイプを決める
- ログインパスワードを決める
- MT4・MT5をダウンロードする
- ログイン情報を入手する
- MT4・MT5にログインする
手続きは非常に簡単で、MT4・MT5にログインするところまでは、最短で5分もかからないだろう。
登録する個人情報は、氏名・メールアドレス・電話番号・住所の一部だ。
メールアドレス以外であれば、ダミーの情報を入力しても良さそうだが、あまりオススメはしない。
step
1個人情報の登録
XM公式サイトTOP「デモ口座開設」をクリックする。
公式サイトXM公式サイトTOP
個人情報と希望言語を入力する。
氏名・住所の入力方法
氏名・住所は全てアルファベットで入力する。
住所は、居住国を選択し残りの部分は都道府県・市区町村までで良い。
電話番号の入力方法
日本の国番号「+81」は自動入力されている。
続けて、あたまの「0」を除いた電話番号のハイフンなしで入力する。
step
2デモ口座のタイプを決める
取引プラットフォームタイプ・口座タイプ・口座の基本通貨・レバレッジ・投資額を選択する。
選択項目については、以下を参照してほしい。
取引プラットフォームタイプの種類
取引商品 | 最小取引単位 | |
---|---|---|
![]() |
FX 株価指数CFD 金属CFD エネルギーCFD |
マイクロ口座:10通貨※ スタンダード口座:1,000通貨 XM Zero口座:1,000通貨 |
![]() |
FX 株式CFD 株価指数CFD 金属CFD エネルギーCFD |
マイクロ口座:100通貨※ スタンダード口座:1,000通貨 XM Zero口座:1,000通貨 |
※マイクロ口座はデモ口座を開設できないが、参考までに最小取引単位を掲載
口座タイプの種類
スタンダード口座 | XM Zero口座 | |
---|---|---|
取引形態 | STP | ECN |
最大レバレッジ | 888倍 | 500倍 |
取引手数料 | 無料 | 片道5通貨※ |
スプレッド(米ドル円) | 最小1.5pips | 最小0.1pips |
※10万通貨あたり
口座基本通貨の種類
JPY(日本円)・USD(米ドル)・EUR(ユーロ)
※一度設定した口座基本通貨は変更できない
投資額の金額
1,000・3,000・5,000・10,000・25,000・50,000・100,000・500,000・1,000,000・5,000,000
※単位は上記で選択した口座の基本通貨となる
レバレッジの種類
1倍・2倍・3倍・5倍・10倍・15倍・20倍・25倍・50倍・66倍・100倍・200倍・300倍・400倍・500倍・888倍
※888倍はスタンダード口座のみ選択可能
※一度設定したレバレッジは変更できない(デモ口座のみ)
step
3ログインパスワードを決める
デモアカウントにログインする際のパスワードを設定し、「デモ口座開設」をクリックする。
パスワードのルール
パスワードは、小文字・大文字・数字の3種類の文字を含める必要がある。
step
4MT4・MT5をダウンロードする
画面にデモ口座用のログインIDが表示される。(メールでも届く)
「XM取引プラットフォームをダウンロードしよう」をクリックし、MT4・MT5のダウンロード画面に進む。
ダウンロードページが表示される。
自分の取引環境に合ったものをダウンロード・インストールしてほしい。

step
5ログイン情報を入手する
登録メールアドレス宛に、XMからメールが届く。
「Eメールアドレスをご確認下さい」をクリックし、デモアカウントを有効化する。
登録メールアドレス宛に、再度ログインIDと新たにサーバー名が送られてくる。
こちらのメールは大切に保管しよう。
step
6MT4・MT5にログインする
MT4またはMT5を立ち上げる。
すると、パソコンの場合は、すでにXMのサーバーが自動的にいくつか表示される。
指定されたものを選択し、「次へ」をクリックする。
既存アカウントの箇所に、ログインIDと自分で決めたパスワードを入力し、「完了」をクリックする。
スマホアプリの場合は、下部ツールバー「設定→ 既存アカウントにログイン」をタップし、指定のサーバー名を選択する。
ログインIDと自分で決めたパスワードを入力し、「サインイン」をタップする。
メイン画面が表示され、ログイン完了だ。
スマホアプリの場合は、画面下のツールバーを使って、プライスボード・チャート・注文画面・取引履歴・設定画面を切り替えることが可能だ。

デモトレードで注意しなければいけないこと
デモ口座とリアル口座の約定力の違いに注意!

約定力とは、約定スピード・約定拒否の頻度・スリッページの頻度などを総合した能力のことだ。
デモ口座はリアル口座とは違い、FX業者がユーザーの注文を直接マーケットに流すわけではない。
マーケットとは、流動性を提供するリクイディティプロバイダと呼ばれる専門業者のことを指す。
流動性とは、マーケットにおける反対注文の流通量のことだ。
リアル口座では、自分が買い注文をしたいときには、マーケットに同じ数量以上の売り注文がなければ取引が成立しない。
しかし、デモ口座にこの流動性は関係ない。
デモ口座は、MT4・MT5に表示される価格・チャートは現実のものだが、注文については仮想取引だからだ。
デモ口座は、マーケットの影響は一切受けず、自分の注文がマーケットに影響を及ぼすこともないため、基本的に約定力はリアル口座よりも高い。
また、デモ口座は取引サーバーもリアル口座とは別物だ。
リアル口座では、ユーザーの注文が殺到するような重要指標発表時などには、サーバーに多くの負荷がかかるため注文が通りにくくなる。
しかし、デモ口座はサーバーが別なのでスムーズに取引できる。
約定力が高いに越したことはないが、デモ口座の感覚でリアル口座でトレードをしてしまうと、約定力の違いから思わぬ損失を被ることにもなりかねない。
特に、早朝・窓開け・重要指標発表時には注意してほしい。
精神的ストレスの違いに注意!

デモ口座では、「気楽にポチポチとトレードしていたら大勝ちしていた!」なんてことはザラだ。
また、ポジションを保有していることを忘れ「久々にログインしてみたら為替差益とスワップポイントの合計が10万円になっていた!」ということもある。
バーチャルマネーを使ったトレードでは精神的ストレスが一切かからないため、普通の投資家からしてみれば、このようなありえない勝ち方をすることもあるのだ。
リアル口座では、常に精神的ストレスにさらされながらトレードをすることになる。
精神的ストレスとは、リアルマネーの減少に他ならない。
そして、トレーダーは精神的ストレスにさらされると、投資判断を誤りがちである。
チャートと評価損益が刻々と変化している状況の中では、焦って反対トレードをしてしまい、後になってその間違いに気づき後悔することも多々あるだろう。
特に、リアルマネーを使った取引では、次のような取引をしてしまいがちだ。
- 含み損を抱えているとき:「しばらくすれば回復するかも?」と希望的観測に陥りやすい。
- 利益を出しているとき:「もう少し上がるかも?」と金欲が出る。
その結果、損失拡大・機会喪失・ロスカットのリスク拡大となるわけだ。
デモ口座で負けても実害はないが、せっかくトレードの練習をするのであれば、リアルマネーを使っていると想定したほうが、精神的ストレスへの耐性もつくので効率的だ。
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