2019年に設立したXBPrimeは、洗練された見やすい日本語公式サイトと丁寧な日本語サポートが特徴の新興ブローカーです。
この記事では、XBPrimeの特徴を口コミも交えつつさまざまな角度から徹底解説します。これからXBPrimeで取引を考えている人は、ぜひ参考にしてください。
まずは、気になるメリット・デメリット・ポイントを見てみましょう。
メリット
- 取引手数料無料
- 口座通貨に日本円を選択できる
- 日本語公式サイトが見やすい
- 安心の日本語サポートあり
- サポートのレスポンスが早い
- キャンペーンを頻繁に開催する
- 金融ライセンスはセーシェルで取得済
- 分別管理あり
- NDD方式を採用
- 利益相反ポリシーがある
デメリット
- スプレッドが広い
- スワップポイントの支払額が高い
- スキャルピング禁止
- 一部EAは利用禁止
- 取引ツールがMT5のみ
- ロスカット率が50%と高め
- 信託保全なし
ココがポイント
- 情報開示に積極的・日本語サポートも高品質
- 制限がキツく取引条件もパッとしない
- 初めての海外FXには良いがメインの口座には適さない
XBPrimeには、Amazonギフト券がもらえるキャンペーンや100%入金ボーナスなどキャンペーンには積極的な業者ですが、取引条件とサービスは正直イマイチです。
口座タイプは一つだけですし、最大レバレッジは500倍と一般的。取引手数料こそ無料ですがスプレッドは広く、その他の取引条件を見ても特筆すべき点がありません。
中上級者のメイン口座としては、確実にスペック不足でしょう。
また、公式サイトに記載されている内容をまとめると、トレーダーと利益が相反しないAブック業者ということになりますが、取引手数料が無料なので「XBPrimeはどこから利益を得ているの?」という疑問が湧きます。
おそらく、スプレッドに上乗せしているマークアップ手数料で稼いでいる可能性が考えられます。それであれば、他社よりもスプレッドが広いのも納得できます。
ただ、「ボーナスあり」「スキャルピング禁止」「一部EAの利用禁止」といったBブック業者(相対取引業者)の特徴もあるので、なんとも言えません。
「初心者の人が数万円の資金でちょっと遊ぶだけのお試し口座」程度に考えたほうが良いかと思います。
それでは、XBPrimeの信頼性・安全性・口コミ・取引条件・その他サービスについて、さらに詳しく見ていきましょう。
信頼性・安全性
運営会社の実態が不透明な海外FX業者には注意してください。
そのような業者は、突然の倒産や日本撤退の危険性がありますし、取引操作・出金拒否・利益取消といったトレーダーの不利益に繋がる行為を平気で行う悪徳業者・詐欺業者も多いからです。
自分の大切な資金を守るためにも、最低限、会社の所在地・金融ライセンス・資金の管理体制がしっかり公開されている業者を利用するようにしましょう。
2019年設立の新興業者|金融ライセンスはセーシェル
運営会社 | Marketfinancials Limited |
---|---|
設立 | 2019年 |
所在地 | セーシェル共和国 Suite 3, Global Village, Jivan’s Complex Mont Fleuri, Mahe, Seychelles |
金融ライセンス | FSA:セーシェル金融庁 (登録番号:SD006) |
XBPrimeの運営会社は、セーシェルで法人登録されている「Marketfinancials Limited」です。
金融ライセンスも、セーシェルFSA(セーシェル金融庁)で取得しています。
以前は、「KEY WAY FINANCIAL(PTY)LTD」という社名で、南アフリカに拠点を構えていたようです。
南アフリカでは、FSCA(Financial Sector Conduct Authority)で金融ライセンスを取得していた記録が残っています(登録番号49976・申請日2019年9月13日)。
この会社が現在も存在しているのか、それとも社名を変更しセーシェルに移転したのかは定かではありません。
利益相反を自主規制している
XBPrimeには「利益相反ポリシー」というものがあり、XBPrimeとトレーダーの利益が相反することを禁止・防止・徹底管理しています。
つまり、社内のスタッフ・ディーラーに対し、トレーダーの不利益につながる意図的な取引操作が行わないよう自主規制しているんですね。
これは素晴らしい取り組みだと思います。
分別管理あり・信託保全なし
トレーダーの口座資金は、XBPrimeの経営資金とはしっかり分別管理されています。
ただし、国内FX業者のような信託保全は導入していません。
万が一、XBPrimeや金融機関が破綻した際は、口座資金が全額返還される保証はないので注意しましょう。
今のところ日本の金融庁から警告は出されていない
全ての海外FX業者は日本の法律上では無登録業者となりますが、XBPrimeには今のところ金融庁から警告は出されていません(2020年8月時点)。
日本の法律上、「海外FX業者が日本居住者にサービスを提供すること」「日本居住者が海外FX業者のサービスを使って取引すること」は合法です。
しかし、海外FX業者が日本居住者を対象に勧誘行為(プロモーション活動)を行うことは明確に禁止されています。
外国証券業者に関する法律第3条により、外国証券業者が国内にある者を相手に証券取引行為を行う場合には、国内に支店等の営業拠点を設け、監督当局の登録を受けなければなりません。本規定に違反した場合は、同法第45条及び第50条の罰則が課せられます。
しかし、登録を受けない外国証券業者であっても、その取引相手が証券会社やその他金融機関等の場合、もしくは証券業者が「勧誘」及び「勧誘に類する行為」をすることなく国内居住者から注文を受ける場合は、国内居住者との取引をすることができます。
ここで言う「勧誘に類する行為」とは、「新聞、雑誌、テレビジョン及びラジオ並びにこれらに類するものによる有価証券に対する投資に関する広告、有価証券に対する投資に関する説明会の開催、口頭、文書又は電話その他の通信手段による有価証券に対する投資に関する情報提供」等が含まれます。
つまり、海外FX業者が日本語公式サイトを運営したり日本語でキャンペーンを告知したりすることがマズいという訳です。
そのため、日本人に人気ある海外FX業者のほとんどは、すでにこの警告を受けてしまっているのが現状です。
ただ、この警告には行政処分や業務停止命令といった効力は一切ありません。今のところ金融庁からの嫌がらせのようなものだと考えてください。
口コミ・評判
ここでは、海外トレーダー・国内トレーダーの口コミの一部をご紹介します。ただ、投稿者にはさまざまな事情があります。すべて鵜呑みにはせず、以下のような点に注意してご覧ください。
- 口座・銘柄・数量・注文方法・時間帯が違う
- 裁量取引・自動売買などトレードスタイルが違う
- VPSサーバーの有無・通信状態・スペックが違う
- トレードスタイルがFX業者の禁止行為に抵触している
- 投稿時期が違うため業者のサービス内容が変わっている
- 負けた腹いせによる誹謗・中傷・愚痴にすぎない
- アフィリエイターやライバル会社による虚偽の投稿
世界最大級のFX掲示板「FPA」には登録なし
海外最大級のFX掲示板「FPA(Forex Peace Army)」は、海外業者の世界的な評判を知る上で、とても参考になるサイトです。
有名・無名問わず、多くの海外FX業者の評価・口コミが掲載されているのですが、こちらのサイトにXBPrimeはまだ登録されていませんでした。
ただ、英語や中国語といった多言語でのレビューサイトはいくつも存在しているので、日本人しか使っていないという訳ではなさそうです。
国内トレーダーからの口コミ・評判はまだまだ少ない
良い評判
- 普通に出金できる
- サポートのレスが早く丁寧
悪い評判
- スリッページが酷い
XBPrimeは設立間もないため、国内トレーダーからの口コミもまだまだ少ないのが現状です。
今のところ「スリッページが酷い」との指摘はありますが、「サポートのレスが早い」「ちゃんと利益が出金できる」といった評価もされています。
ただ、口コミの絶対数が少ないので、これだけではあまり参考になりません。
XBPrimeでは、2020年7月から新たに100%入金ボーナスがスタートしたので、今後、新規ユーザーからの口コミが多数アップされると予想されます。
本格的な取引は控えて、もうしばらく様子を見ておいたほうが良さそうですね。
XBPrimeスリッページ酷いしもう使わない😭
— 闇堕ちフレーミー@ラファの愛犬🐶 (@yamihure) June 15, 2020
新興FXブローカーのxbprime良かったですよ
出金も利益分できましたし、サポートがレス早くて丁寧だったし— ぽんきち (@suisse_credit) June 29, 2020
取引条件・ルール
ここではXBPrimeの取引条件・ルールを、他社と比較しながら詳しく解説します。比較対象のFX業者は、人気の大手FX業者や比較的タイプの似ているFX業者から厳選しているので、XBPrimeの強み弱みがより直感的に分かるかと思います。
口座タイプは1種類のみ|最大レバレッジは500倍
STP | |
---|---|
取引形態 | NDD STP |
最大レバレッジ | 500倍 |
取扱銘柄 | 外国為替 貴金属 エネルギー 株式 株価指数 |
取引手数料 | 無料 |
スプレッド | 2.0~2.3pips |
ロット単位 | 10万通貨 |
最小取引数量 | 0.01ロット |
最大取引数量 | 500ロット |
最大ポジション数 | 上限なし |
ストップレベル | 0.0pips |
スキャルピング | 不可 |
自動売買 | 一部制限あり |
両建て | 可能 |
マージンコール | 100% |
ロスカット | 50% |
ゼロカット | あり |
取引ツール | MT5 |
口座通貨 | JPY USD EUR その他 |
最低入金額 | 1万円 |
キャンペーン | 対象 |
※ ロット単位・スプレッド・最小取引数量・最大取引数量・ストップレベルは米ドル円の値。
※ 取引手数料は1ロットあたりの金額。
※ 最低入金額は1ドル100円換算。
XBPrimeの口座タイプは、STP口座1種類のみです。
基本スペックは「最大レバレッジ500倍」「最小取引数量0.01ロット」「最大取引数量100ロット」「最大ポジション数に制限なし」と海外では一般的。
詳細は後述しますが、「スプレッドが広い」「スキャルピング禁止」「一部EAの利用に制限がある」「MT4が使えない」といったデ特徴があるため、中上級者は敬遠する人も多いかと思います。
取引形態はNDD STP方式を採用しているとのことですが、公式サイトのページによってはNDD方式の種類が「STP」だったり「ECN」だったりする点がちょっと気になります。
それでは、XBPrimeの取引条件・ルールについて、さらに詳しく見ていきましょう。
通貨ペアは43銘柄と一般的|株式は77銘柄と豊富
大手海外FX業者と比較
XBPrime |
AXIORY |
XM Trading |
|
外国為替 | 43銘柄 | 62銘柄 | 57銘柄 |
貴金属 | 2銘柄(現物) | 4銘柄(現物) | 2銘柄(現物) 2銘柄(先物) |
エネルギー | 2銘柄(現物) | 5銘柄(現物) | 5銘柄(先物) |
商品 | なし | なし | 10銘柄(先物) |
株式 | 77銘柄 | なし | なし |
株価指数 | 6銘柄(現物) | 10銘柄(現物) | 18銘柄(現物) 10銘柄(先物) |
債券 | なし | なし | なし |
ETF | なし | なし | なし |
仮想通貨 | なし | なし | なし |
AUD/JPY | GBP/JPY |
CAD/JPY | NZD/JPY |
CHF/JPY | USD/JPY |
EUR/JPY |
AUD/CAD | GBP/CHF |
AUD/CHF | GBP/NZD |
AUD/NZD | GBP/USD |
AUD/USD | NZD/CAD |
CAD/CHF | NZD/CHF |
EUR/AUD | NZD/USD |
EUR/CAD | USD/CAD |
EUR/CHF | USD/CHF |
EUR/GBP | USD/CNH |
EUR/HUF | USD/HKD |
EUR/NZD | USD/HUF |
EUR/PLN | USD/MXN |
EUR/RUB | USD/PLN |
EUR/SAR | USD/RUB |
EUR/TRY | USD/SAR |
EUR/USD | USD/SGD |
GBP/AUD | USD/TRY |
GBP/CAD | USD/ZAR |
取扱通貨ペアは、海外FX業者にしてはやや少ない43銘柄です。
貴金属・エネルギー・株価指数・商品CFDも、他社の半分以下です。
仮想通貨の取扱もありません。
その代わり株式が79銘柄と非常に充実しており、最大レバレッジ20倍で取引できます。
取引手数料は無料だがスプレッドが広い
代表的な通貨ペア0.1ロット(1万通貨)あたりの取引コストを他社と比較します。取引コストとは、「往復手数料+スプレッド」のことです。
なお、ここでは便宜上すべて日本円口座と仮定して計算・比較しています。実際の取引コストとは多少異なる場合があるので注意してください。
他社のスタンダード口座と比較
STP |
スタンダード |
スタンダード |
||
USD/JPY | 往復手数料 | 無料 | 無料 | 無料 |
スプレッド | 2.0~2.3pips | 1.2~1.4pips | 1.6~1.8pips | |
トータル | 200~230円 | 120~140円 | 160~180円 | |
EUR/JPY | 往復手数料 | 無料 | 無料 | 無料 |
スプレッド | 2.0~2.3pips | 1.2~1.6pips | 2.1~2.5pips | |
トータル | 200~230円 | 120~160円 | 210~250円 | |
CAD/JPY | 往復手数料 | 無料 | 無料 | 無料 |
スプレッド | 2.1~2.6pips | 1.5~1.8pips | 3.0~3.3pips | |
トータル | 210~260円 | 150~180円 | 300~330円 | |
AUD/JPY | 往復手数料 | 無料 | 無料 | 無料 |
スプレッド | 2.3~2.5pips | 1.5~1.9pips | 3.0~3.4pips | |
トータル | 230~250円 | 150~190円 | 300~340円 | |
CHF/JPY | 往復手数料 | 無料 | 無料 | 無料 |
スプレッド | 2.3~2.8pips | 1.6~2.0pips | 3.4~3.7pips | |
トータル | 230~280円 | 160~200円 | 340~370円 | |
GBP/JPY | 往復手数料 | 無料 | 無料 | 無料 |
スプレッド | 2.1~2.6pips | 1.5~1.9pips | 3.5~3.8pips | |
トータル | 210~260円 | 150~190円 | 350~380円 | |
NZD/JPY | 往復手数料 | 無料 | 無料 | 無料 |
スプレッド | 2.1~2.7pips | 1.8~2.2pips | 3.0~3.2pips | |
トータル | 210~270円 | 180~220円 | 300~320円 | |
EUR/USD | 往復手数料 | 無料 | 無料 | 無料 |
スプレッド | 2.0~2.1pips | 1.0~1.3pips | 1.7~1.9pips | |
トータル | 212~223円 | 106~138円 | 180~201円 |
※ 0.1ロット=1万通貨。
※ スプレッドは2020年8月12日15時時台の変動幅。
※ 1ドル106円として計算。小数点以下四捨五入。
※ 赤字は最も割高・青字は最もお得。
XBPrimeは、米ドル円・ユーロドルのスプレッドが他社より広いので注意してください。その他の通貨ペア平均的です。
ちなみに、XM Tradingでは、ロイヤリティプログラムという取引ボーナスがもらえるので、実際の負担額はもう少し安くなります。しかし、XBPrimeにはそのような制度はありません。
また、XBPrimeで口座開設すると自動的にデモ口座が一つ作られるのですが、このデモ口座ではリアル口座とはかなりかけ離れたスプレッドが配信されています。
米ドル円であれば、デモ口座は1.5〜1.7pipsですが、リアル口座は2.1〜2.3pipsです。
スワップポイントは期待できない
代表的な通貨ペア0.1ロット(1万通貨)あたりのスワップポイントを他社と比較します。
なお、前述の取引コストと同様、ここでは便宜上すべて日本円口座と仮定して計算・比較しているため、実際のスワップポイントとは多少異なる場合があるので注意してください。
大手海外FX業者と比較
XBPrime |
AXIORY |
XM Trading |
||||
買 | 売 | 買 | 売 | 買 | 売 | |
USD/JPY | -3円 | -74円 | -21円 | -41円 | -18円 | -42円 |
EUR/JPY | -47円 | -36円 | -36円 | -16円 | -45円 | -22円 |
CAD/JPY | -15円 | -56円 | -14円 | -23円 | -26円 | -39円 |
AUD/JPY | -12円 | -57円 | -15円 | -29円 | -25円 | -38円 |
CHF/JPY | -60円 | -14円 | -41円 | -3円 | -67円 | -27円 |
GBP/JPY | -30円 | -143円 | -36円 | -58円 | -29円 | -46円 |
NZD/JPY | -2円 | -53円 | -13円 | -17円 | -20円 | -38円 |
EUR/USD | -154円 | -50円 | -48円 | 0円 | -59円 | -8円 |
TRY/JPY | – | – | 22円 | -38円 | – | – |
ZAR/JPY | – | – | 6円 | -11円 | – | – |
※ 2020年8月13日時点の1万通貨あたりのスワップポイント。
※ 1ドル106円として計算。小数点以下四捨五入。
※ 赤字は支払い・青字は受取り。
現在、海外FX業者のスワップポイントは売も買も支払い(マイナススワップ)ばかりです。
XBPrimeも例外ではなく、ほとんどがマイナススワップですが、通貨ペアによって他社よりも支払額が多少有利なもの・他社より圧倒的に不利なものが混在しています。
特に、ポンド円(売)・ユーロドル(買)は支払額が非常に高額なので注意してください。
大手国内FX業者と比較
XBPrime |
GMOクリック証券 |
SBI FXトレード |
||||
買 | 売 | 買 | 売 | 買 | 売 | |
USD/JPY | -3円 | -74円 | 6円 | -9円 | 7円 | -10円 |
EUR/JPY | -47円 | -36円 | -12円 | 9円 | -12円 | 9円 |
CAD/JPY | -15円 | -56円 | 5円 | -8円 | 2円 | -7円 |
AUD/JPY | -12円 | -57円 | 4円 | -7円 | 3円 | -6円 |
CHF/JPY | -60円 | -14円 | -20円 | 17円 | -18円 | 15円 |
GBP/JPY | -30円 | -143円 | 7円 | -10円 | 9円 | -12円 |
NZD/JPY | -2円 | -53円 | 4円 | -7円 | 7円 | -10円 |
EUR/USD | -154円 | -50円 | -23円 | 20円 | -27円 | 22円 |
TRY/JPY | – | – | 18円 | -21円 | 25円 | -30円 |
ZAR/JPY | – | – | 4円 | -7円 | 5円 | -6円 |
※ 2020年8月13日時点の1万通貨あたりのスワップポイント。
※ 1ドル106円として計算。小数点以下四捨五入。
※ 赤字は支払い・青字は受取り。
国内FX業者とくれべれば、その差は一目瞭然ですね。
国内FX業者のスワップポイントも今では大した金額はもらえませんが、XBPrime含め海外FX業者よりは断然有利です。
スキャルピングは禁止|自動売買も一部EAの利用に制限あり
XBPrimeの利用規約(英文)には、さまざまな禁止事項とペナルティが記載されています。ここでは、その中でも特に重要な部分を抜粋して解説します。
まず、XBPrimeはスキャルピング禁止です。
具体的には、「24時間の平均損益が5pips以下の注文」または「新規注文間隔が5分以内の注文」がスキャルピングとみなされます。
FAQによると、一部のEAにも利用制限があるようなので、EAを使う際はあらかじめサポートセンターに確認するようにしてください。
アービトラージは基本的に許可しているようですが、利用規約には「スワップアービトラージ」「レイテンシーアービトラージ」「ボーナスアービトラージ」は即取引停止・口座資金返還の対象と記載されています。
禁止事項に抵触した場合、「レート・スプレッドの調整」「アクセス制限」「約定スピード低下」「利益没収」「注文拒否」「契約終了・口座凍結」などのペナルティが課せられるので注意しましょう。
ロスカット率は50%・ゼロカットあり
XBPrimeのロスカット発動条件は、証拠金維持率50%と海外FX業者にしてはちょっと高めです。
ただ、多くの海外FX業者と同様にゼロカットを採用しているので、万が一、ロスカットが間に合わないほどの相場変動によって口座残高がマイナスになったとしても借金になることはありません。
マイナス残高は、XBPrimeが負担してくれます。
取引ツール・サービス
取引ツールはMT5のみ
対応機種・OS | 自動売買 インジケータ追加 |
||
---|---|---|---|
MT4 | ダウンロード | なし | |
ブラウザ | なし | ||
アプリ | なし | ||
MT5 | ダウンロード | Windows | 可能 |
ブラウザ | Windows・mac | 不可 | |
アプリ | Android・iOS | 不可 | |
cTrader | ダウンロード | なし | |
ブラウザ | なし | ||
アプリ | なし | ||
独自ツール | ダウンロード | なし | |
ブラウザ | なし | ||
アプリ | なし |
XBPrimeの取引ツールは、最新のMT5(MetaTrader5)のみです。
他社ではまだまだ普及率の高いMT4(MetaTrader4)、あるいはMT4・MT5を両方採用しているところがほとんどなので、結構思い切ったことをしていると思います。
MT4のほうがEA・インディケータが豊富に出回っているため、まだまだMT4を愛用しているトレーダーのほうが圧倒的に多いからです。
MT4とMT5とでは開発言語が違うため、MT4のEA・インディケータをMT5で使うことはできません。(その逆もできません)
これから海外FXを始める人なら問題ないと思いますが、これまでMT4のEAやインディケータを使って取引をしてきた人にとっては、口座開設を躊躇する大きな理由になると思います。
MT4・MT5の違いについては、以下の記事をご覧ください。
MT5は、Windows対応のダウンロードタイプ、Windows・mac対応のブラウザタイプ、Android・iOS対応の専用アプリがリリースされています。
この内、自動売買のためのEA(Expert Adviser)やカスタムインジケータをインストールできるのは、Windows対応のダウンロードタイプだけです。
スマホ・タブレットでは自動売買はできません。macユーザーの場合は、以下の記事で対処方法を解説しているので参考にしてください。
キャンペーン・ボーナス
XBPrimeでは、キャンペーン・ボーナスを常時開催しています。
他社のように、期間限定かつ短期間のキャンペーンではないので、口座開設を焦る必要はありません。
ただ、ルールは結構複雑なので、勘違いからボーナスがもらえなかったり失ってしまったりする可能性もあるので注意してください。
ここでは各キャンペーンのポイントと注意点を分かりやすく解説するので、口座開設手続前やキャンペーン申込前に目を通しておくと良いかと思います。
100%入金ボーナス(常時開催)
キャンペーン期間 | 常時開催 |
---|---|
キャンペーン対象口座 | 全口座 |
キャンペーン内容 | 100%入金ボーナス |
XBPrimeは、100%入金ボーナスを常時開催しています。
取引資金を2倍にできるので、積極的に活用していきましょう。
このキャンペーンの主な特徴と注意点は以下の通りです。
ココがポイント
- 初回入金だけでなく追加入金もボーナス対象
- ボーナスの金額は入金額の100%
- ボーナス上限は5万円
- 資金利益は出金可能
ココに注意
- ボーナスは出金不可
- 資金利益を出金するとボーナス全額消滅
- 口座残高0ドル以下でボーナス全額消滅
- 資金移動はボーナス付与対象外
ボーナス上限は5万円です。申込手続は必要なく、ボーナスは入金後1営業日以内に取引口座に自動反映します。
ボーナス消滅条件には注意しましょう。「口座資金を一部でも出金した場合」または「口座資金がゼロになった場合」は、保有ボーナスが全額消滅してしまいます。
いわゆる「クッション機能がないボーナス」なので、このボーナスを使ってロスカットに耐えることはできません。
ちなみに、利用規約のボーナスポリシーを見ると、「ボーナスは一定取引達成で出金可能」と記載されていますが、この100%入金ボーナスは今のところ出金できません。
XBマイレージ(常時開催)
キャンペーン期間 | 常時開催 |
---|---|
キャンペーン対象口座 | 全口座 |
キャンペーン内容 | Amazonギフト券がもらえるマイレージプログラム |
XBPrimeでは、Amazonギフト券が合計1,500円分もらえる、マイルストーンタイプのキャンペーンも開催しています。
このキャンペーンの主な特徴と注意点は以下の通りです。
ココがポイント
- 口座開設・本人認証でAmazonギフト券300円獲得
- 初回入金でAmazonギフト券300円獲得
- 通貨ペアの取引完了でAmazonギフト券400円獲得
- 日経平均の取引でAmazonギフト券500円獲得
ココに注意
- 口座開設・本人認証は承認完了までが条件
- 初回入金は1万円以上が条件
- 通貨ペアの取引は1ロット以上の往復取引完了が条件
- 日経平均のトレードは両建て不可・ポジション10分以上保有・10ロット以上の往復取引が条件
必要なものは、XBPrime取引口座とAmazonアカウントのみ。
対象者は「2020/6/1以降に新規口座開設者」「2020年5月実施の未入金ボーナスを受け取っていない人」です。
「口座開設・本人認証」「初回入金」「初めてのトレード」「日経平均をトレード」の各ステップを達成するたびに、Amazonギフト券が少しずつもらえる仕組みなので、誰でも気軽に利用できます。
Amazonギフト券を受け取るには、各ステップ達成後、申請フォームから申込が必要です。
口座開設・入出金
必要書類は本人確認書類と現住所確認書類
口座開設の際は、本人認証のため以下の書類の画像データが必要となります。
書類全体が写るよう鮮明に撮影したものをあらかじめ用意してください。
顔写真の有無・有効期限・発行日などに注意しましょう。
本人確認書類(有効期限内)
- パスポート
- 運転免許証
- IDカード
現住所確認書類(発行から3ヶ月以内のもの)
- 電気、ガス、水道、電話、ガソリンの明細書
- インターネットまたはケーブルテレビの明細書
- 銀行口座の取引明細
まずは公式サイトTOPにアクセスし、新規口座開設
をクリックしてください。
氏名・パスワード・口座通貨を入力し次へ
をクリックします。
さらに、住所・郵便番号・電話番号・メールアドレスを入力しサインアップ
をクリックします。
2箇所ある利用規約の同意にチェックを入れるのも忘れないでください。
自動的にマイページにログインします。
画面左側メニューにある口座サマリー
をクリックすると、口座情報が表示されるので、MT5にログインするための口座番号が確認できます。
MT5のログインパスワードはマイページパスワードと同一です。取引サーバーは1種類しかなく、XBPrime公式サイトからダウンロードしたMT5にはあらかじめ登録されています。
次に、本人認証を行います。
画面左側メニューにある口座設定>文書のアップロード
をクリックしてください。
画面右側で文書の種類を選択しBrowse...
をクリックし、あらかじめ用意していた本人確認書類と現住所確認書類を選択します。
最後に文書をアップロードする
をクリックすれば手続完了です。あとは審査が完了するのを待つだけです。
選択可能な最大レバレッジ
500倍・300倍・200倍・175倍・100倍・75倍・66倍・50倍・33倍・25倍・20倍・15倍・10倍・5倍・3倍・1倍
口座開設直後の最大レバレッジは200倍です。変更する場合は、画面左側メニューにあるリクエスト>レバレッジの変更
から手続できます。
入出金方法は頻繁に変更されるので注意
最低金額 | 所要日数 | 手数料 | ||
---|---|---|---|---|
クレジットカード デビットカード |
VISA | 1万円 | 即時 | 無料 |
master | 1万円 | 即時 | 無料 | |
JCB | なし | |||
オンライン ウォレット |
bitwallet | 1万円 | 即時 | 無料 |
STICPAY | 1万円 | 即時 | 無料 | |
WebMoney | なし | |||
仮想通貨 | BTC | なし | ||
ETH | なし | |||
XRP | なし | |||
銀行送金 | 国内 | なし | ||
海外 | なし |
最低金額 | 所要日数 | 手数料 | ||
---|---|---|---|---|
クレジットカード デビットカード |
VISA | 5千円 | 最長36時間 | 無料 |
master | 5千円 | 最長36時間 | 無料 | |
JCB | なし | |||
オンライン ウォレット |
bitwallet | 5千円 | 最長1営業日 | 無料 |
STICPAY | 5千円 | 最長1営業日 | 無料 | |
WebMoney | なし | |||
仮想通貨 | BTC | なし | ||
ETH | なし | |||
XRP | なし | |||
銀行送金 | 国内 | なし | ||
海外 | なし |
※:金融機関・決済サービス会社・取引所で発生する入出金手数料・送金手数料等は別途自己負担。1ドル100円換算
XBPrimeの入出金方法は、クレジットカードまたはデビットカード・オンラインウォレットの2種類です。
公式サイトにはオンラインウォレットの「Skrill」「NETELLE」も利用可能と記載されていますが、現在は利用できません。
入出金方法は、オンラインウォレットのbitwallet・STICPAYがオススメ。
口座反映は入金なら即時、出金は同日中です。入出金手数料も全て無料。また、最低入金額1万円、最低出金額5千円と、少額の入出金も可能です。
カスタマーサポート
日本語サポートが高品質|チャットがないのが残念
日本語対応 | 受付時間 | |
---|---|---|
電話 | 不可 | 平日14〜18時 |
メール | 可能 | 常時受付 |
専用フォーム | 可能 | 常時受付 |
チャット | なし |
サポート窓口は、電話・メール・専用フォームの3種類です。
チャットがないのは残念ですが、日本人スタッフによる丁寧な日本語対応がとても印象的でした。
レスポンスも早く、サポートの品質はとても高いと思います。
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