目次
11位 Land-FX
ライセンス | 資産保証 | ボーナス |
---|---|---|
なし | なし | 3種類 |
サーバー | 取引形態 | スキャルピング・自動売買 |
Equinix TY3(東京) | NDD STP または ECN | 可能 |
最大通貨ペア数 | 最大レバレッジ | 最小取引単位 |
67種類 | 500倍 | 1,000通貨 |
スプレッド | 取引手数料 | 取引ツール |
ドル円0.8銭 | 無料 | MT4 |
メリット
- 取引コストが圧倒的に安い
- 豊富な3種類のボーナス
デメリット
- 日本人口座の運営会社は金融ライセンスなし
- 日本人口座には資産保証制度なし
- 過度なスキャルピングはペナルティの対象
- サーバーダウン・スリッページが多い
- ECN取引には多くの資金が必要
Land-FXはハイスペックが売りの新興業者
Land-FXは、ニュージーランドに法人登録されている「Land Prime Ltd.」が運営する2013年設立の新興業者です。
大手海外FX業者から乗り換える日本人トレーダーも急増しています。
現在では、イギリス・ニュージーランド・中国・マレーシア・エジプトなど、13カ国に拠点を構えるグローバル企業に成長。
日本人アカウントに限っては、「無免許・資産保証制度なし」ですが、取得が非常に難しいとされる英国金融行動監視機構(FCA)の金融ライセンスを保有しているため、グループ全体としての信頼性は高いといえるでしょう。
スペックは、最大レバレッジが500倍、最小取引単位が1,000通貨、通貨ペアが67種類とまずまずですが、約定力の高さ、取引コストの安さ、豊富な3種類のボーナスが非常に特徴的な業者です。
最大レバレッジは、口座残高・保有ポジションが多いほど下がるので注意してください。
日本語サポートは、メールと電話の2種類の窓口があり、やりとりに問題はありません。
取引ツールがMT4のみ、過度なスキャルピングにはペナルティがある、ECN取引には多くの資金が必要などの条件により、この記事のランキングでは下位に沈みましたが、基本的には取引環境に力を注ぐハイスペック業者です。
取引コストが安い
Land-FXは、次の3種類の口座タイプが提供されています。
口座名 | 最大 レバレッジ |
スプレッド | 取引手数料 | 取引形態 |
---|---|---|---|---|
Live口座 | 500倍 | 変動 | 無料 | NDD STP |
LPボーナス口座 | 500倍 | 変動 | 無料 | NDD STP |
ECN口座 | 200倍 | 変動 | 片道3.5ドル | NDD ECN |
オススメは、ECN口座で、圧倒的に狭いスプレッドと取引手数料の低さから、取引コストは前述のAXIORYと並ぶ安さを実現しています。
ただ、最大レバレッジが200倍、最小入金額が2,000ドル、取引手数料が片道3.5ドル、ボーナスなしといった条件により、資金は多く用意しなくてはいけません。
「Live口座」「LPボーナス口座」は、ボーナスの内容が異なるだけで、取引条件は同じです。
取引手数料無料のB-Bookの営業スタイルとなりますが、NDD STP方式によってディーリングデスクの介入なしに自動で注文が処理されます。
また、名高いLPから流動性を確保しており、約定スピードは驚異の0.035秒です。
サーバーダウンや過度なスキャルピングには注意
日本からのアクセスは、東京にあるEquinix TY3を使用します。
データセンター・サーバーに資金を投入しているとのことですが、実際にはサーバーダウンやスリッページの報告が多く、約定力はそれほど高くありません。
また、サポートではスキャルピング行為は問題ないと回答していますが、Land-FXは利用規約上、サーバーに負荷をかける過度な取引行為は禁止されており、自社の裁量でトレーダーへのサービス・数量の制限が可能です。
過去に利用規約違反などにより出金拒否・口座凍結に至ったケースの報告もあることから、大手を振ってスキャルピング・自動売買をするには少々不安があります。
Land-FXの評価|評判・安全性について(ランド-エフエックス)
12位 IronFX
ライセンス | 資産保証 | ボーナス |
---|---|---|
バミューダ金融当局 | なし | 3種類 |
サーバー | 取引形態 | スキャルピング・自動売買 |
非公開 | NDD STP または ECN | 可能 |
最大通貨ペア数 | 最大レバレッジ | 最小取引単位 |
83種類 | 1,000倍 | 1,000通貨 |
スプレッド | 取引手数料 | 取引ツール |
ドル円2.0銭 | 無料 | MT4 |
メリット
- 金融ライセンスあり
- 最大レバレッジ1,000倍
- 通貨ペアが83銘柄と非常に豊富
- 日本語サポートがしっかりしている
- キャンペーンが3種類と豊富
デメリット
- 資産保証制度なし
- 信用リスクが極めて高い
- 取引ツールは「MT4」のみ
- AbsoluteZero口座は初回入金3,000ドル
全体的にバランスが取れた業者
IronFXの日本人アカウントは、イギリスアカウント・バミューダアカウントの2種類がありますが、この記事では最大レバレッジ1,000倍で取引可能なバミューダアカウントについて解説します。
バミューダアカウントは、バミューダ金融当局で金融ライセンスを取得していますが、資産保証制度はありません。
FCAライセンスを取得しているイギリスアカウントであれば最大100万ポンド保証されますが、最大レバレッジが30倍に制限されてしまうので、それであれば国内業者で同等のスペックの業者を探した方が良いでしょう。
バミューダアカウントのスペックは、最大レバレッジが1,000倍、通貨ペアが83種類、スキャルピング可能、取引形態はNDD STPまたはECN方式、3種類のボーナス、FX以外の多くのCFD商品・仮想通貨を取扱いなど、バランスがよく取れています。
日本語サポートもしっかりしているので、初心者も口座開設・取引が比較的しやすい業者です。
ただし、「取引ツールはMT4のみ」「サーバーは非公開」です。
信用リスクの高さが問題
IronFXは、過去にも日本で人気の海外FX業者の一つだった時期があり、日本の金融庁の認可取得も目指していたほど、日本での営業に力を注いでいました。
しかし、結局はその金融庁の認可は取得できず、2014年1月に突然の日本撤退を発表。
その際、新規口座の受付停止、既存顧客のポジションは強制決済という対応をしたため、トレーダーの間で大混乱が巻き起こり、一気に信用を失いました。
また、2014年8月には、刃物を持った中国人トレーダーが出金トラブルの抗議のため、IronFX本社を襲撃するという事件が発生。
この事件は大々的にニュースに取り上げられ、さらにIronFXのイメージを悪いものにしています。
このような悪いイメージは、なかなか拭い去ることは難しく、日本人トレーダーの受け入れを再開した現在も、信用力は低いと言わざるを得ません。
取引の透明性・取引コスト重視ほど多くの資金が必要
バミューダアカウントの口座タイプは次の6種類です。
口座名 | 最大 レバレッジ |
スプレッド | 取引 手数料 |
取引形態 |
---|---|---|---|---|
ライブ口座 変動 |
1,000倍 | 変動 | 無料 | DD |
ライブ口座 固定 |
1,000倍 | 固定 | 無料 | DD |
ライブ口座 ゼロスプレッド |
500倍 | 変動 | 片道9ドル〜 | DD |
STP/ECN口座 手数料なし |
200倍 | 変動 | 無料 | STP/ECN |
STP/ECN口座 ゼロスプレッド |
200倍 | 変動 | 片道6.75ドル | STP/ECN |
STP/ECN口座 AbsoluteZero |
200倍 | 変動 | 無料 | STP/ECN |
短期売買・自動売買に特化しているのは、取引手数料無料でスプレッドが最も狭いAbsoluteZero口座です。
ただ、このAbsoluteZero口座は、初回入金額が3,000ドルと高く、通貨ペアは73種類、最大レバレッジは200倍、ロスカット率80%、ボーナス対象外、取引形態はNDDだがSTPとECNが状況に応じて自動的に切り替わる、などの制限があります。
そのほかの口座は他社と似たり寄ったりなので、AbsoluteZero口座が利用できない人は、他社を検討した方が良いでしょう。
13位 IFC Markets
ライセンス | 資産保証 | ボーナス |
---|---|---|
英国領ヴァージン諸島金融サービス委員会 | 上限なし | 1種類 |
サーバー | 取引形態 | スキャルピング・自動売買 |
米国シカゴ(詳細は非公開) | NDD STP | 可能 |
最大通貨ペア数 | 最大レバレッジ | 最小取引単位 |
49種類 | 400倍 | 100通貨 |
スプレッド | 取引手数料 | 取引ツール |
ドル円1.8銭 | 無料 | MT4/MT5 NetTradeX |
メリット
- 金融ライセンスあり
- 資産保証額に上限なし
- 100通貨から取引可能
- 全口座で取引手数料無料
- メジャー通貨の取引コストが安い
- 「MT4」「MT5」どちらも利用可能
- 自分で通貨ペアを自由に作れる「合併商品」
- 独自取引ツール「NetTradeX」が使いやすい
- 口座余剰資金に最大7%の利息がつく
デメリット
- 少額取引にはレバレッジと入金額に制限がある
- 少額取引は相対取引となる
- 日本語サポートのレベルが低い
IFC Marketsは独自サービスが充実
キプロスに拠点を構えるIFC Marketsは、最大レバレッジが400倍、通貨ペアが49種類、MT4・MT5どちらも利用可能、ボーナスが1種類と、一見するとごくありふれたの海外FX業者に見えます。
しかし、全口座で取引手数料無料、最小取引単位が100通貨から、独自ツールNetTradeXが使いやすい、余剰資金に最大7%の利息がつく独自サービス、自分で通貨・商品を組み合わせられる合併商品など、他社にはない独自の商品・サービスが魅力的な業者です。
オリジナルトレードツール「NetTradeX」
オリジナル商品が作れる「合併商品」
オリジナルボーナス「7%利息サービス」
金融ライセンスは英国領ヴァージン諸島金融サービス委員会で取得しており、資産保証制度に上限はありません。
メジャー通貨の取引コストはかなり有利ですが、通貨ペアによって差が激しいため、取引銘柄によっては他社も活用してください。
また、サポートスタッフは日本人を名乗っていますが、日本語がある程度話せる外国人の可能性が高く、意思疎通には不安を感じるレベルです。
独自性のある業者ですが、やはり取引スペック・取引コストなどは一般的な海外FX業者といえるでしょう。
スキャルピングは推奨されているが少額取引の条件が悪い
口座タイプは、次の6種類です。
口座名 | 最大 レバレッジ |
スプレッド | 最小 取引単位 |
入金上限 |
---|---|---|---|---|
NetTradeX Standard |
200倍 | 固定または変動 | 10,000通貨 | なし |
NetTradeX Beginner |
400倍 | 固定または変動 | 100通貨 | 50万円 |
MT4 Standard |
200倍 | 固定 | 10,000通貨 | なし |
MT4 Micro |
400倍 | 固定 | 1,000通貨 | 50万円 |
MT5 Standard |
200倍 | 変動 | 10,000通貨 | なし |
MT5 Micro |
400倍 | 変動 | 1,000通貨 | 50万円 |
全口座で取引手数料が無料なので、取引コストは固定制か変動制のスプレッドのみです。
ただ、最大400倍のハイレバレッジ少額取引をするには、50万円の入金上限を意識する必要があります。
NetTradeXのbeginner口座では、最小取引単位100通貨、MT4・MT5のMicro口座では最小取引単位1,000通貨、どちらも最大レバレッジ400倍なので少額取引に適しています。
しかし、50万円の入金上限を越えると、自動的に最大レバレッジ200倍のStandard口座に切り替わってしまうという点に注意が必要です。
小口注文は透明性が低く、大口注文は約定力が下がる
基本的にサーバーは安定稼働しており、少ないLotでの注文ではリクオートもなくスムーズに約定しますが、大きなLotの注文となると約定スピードが下がりリクオートも発生しやすい傾向にあります。
これは、A-BookとB-Bookの営業スタイルを、トレーダーの注文数量によって自動で切り替えていることが原因です。
少ないLotの場合は、LPとのカバー取引によりIFC Marketsがトレーダーの注文を相殺するなどして約定力を確保できますが、取引の透明性は高くはありません。
大きなLotの場合は、直接LPへ注文が流れる仕組みなので取引の透明性は高いのですが、約定リスクはトレーダーが負担します。
IFC Marketsの評価|評判・安全性について(アイエフシーマーケット)
14位 FxPro
ライセンス | 資産保証 | ボーナス |
---|---|---|
バハマ証券委員会 | 最大2万ユーロ | なし |
サーバー | 取引形態 | スキャルピング・自動売買 |
Equinix LD4(ロンドン) | NDD STP | 可能 |
最大通貨ペア数 | 最大レバレッジ | 最小取引単位 |
69種類 | 500倍 | 1,000通貨 |
スプレッド | 取引手数料 | 取引ツール |
ドル円1.4銭 | 無料 | MT4/MT5/cTrader |
メリット
- 金融ライセンスあり
- 資産保証額は最大2万ユーロ
- 資金力があり、世界的に知名度が高い
- 安全性・信頼性を重視している
- 目立った出金トラブルなし
- 基本的にハイスペック
- 取引ツールは「MT4」「MT5」「cTrader」
デメリット
- いずれの口座も取引コストが高い
- 日本語サポートが終了している
- ボーナスが一切ない
FxProは知名度・資金力・信頼性を備えたハイスペック企業
FxProは、これまでにベストFXプロバイダーやベストトレーディングプラットフォームなどの国際的な賞を54回も受賞しており、マクラーレンF1チームやPremier League Club Watford FCのスポンサーを務めるなど、海外ではかなり名の知れた資金力のあるブローカーです。
海外FX業者ではめずらしく、代表者・役員や企業情報もしっかり公式サイトに公開されており、国際的な企業として安全性・信頼性・コンプライアンスを重視した真っ当な会社といえます。
ネットを騒がせるような目立った出金トラブルもありません。
日本人向けに、最大レバレッジ500倍のバハマ口座と、最大レバレッジ30倍のキプロス口座の2種類用意されていますが、この記事ではバハマ口座について解説します。
バハマ口座では、バハマ証券委員会の金融ライセンスを取得し、資産保証は最大2万ユーロまで可能なので、安全性については申し分ありません。
スペックはというと、最大レバレッジが500倍、通貨ペアが69種類、スキャルピング可能、平均50ミリ秒以下の約定速度、取引形態はNDD STP方式、取引ツールはMT4・MT5・cTraderの3種類、サーバーはロンドンにあるEquinix LD4と非常に充実しています。
初心者・海外FX未経験者には厳しい
公式サイトはある程度は日本語化されていますが、残念ながら日本語サポートは終了しているため、問い合わせは全て英語でしなくてはいけません。
動画セミナー、マニュアル類、情報サービスもほとんど英語なので、日本語サポートを重視している初心者の人は敬遠しがちだと思います。
ボーナスも一切ありません。
また、FxProでは約500万円以上の入金でプレミアムアカウントに登録することができ、通常月額30ドルのVPSサービスが無料で利用できたり、専属マネージャーがついたりといろいろ優遇されるサービスを扱っていますが、気軽さに欠けます。
FxProをメインの取引口座として利用し、高い取引コストはハイスペックな取引環境の利用料金として割り切って考えられる本気のトレーダーには好条件です。
ECN口座がない・取引コストが高い
FxProの口座タイプは以下の5種類で、取引形態は全てNDD STP方式です。
口座名 | スプレッド | 手数料 | 決済方式 | ||
---|---|---|---|---|---|
固定・変動 | マークアップ | スプレッド幅 | |||
MT4 market | 変動 | あり | 普通 | 無料 | マーケット決済 |
MT4 instant | 変動 | あり | 広め | 無料 | 即時決済 |
MT4 Fixed Spreads | 固定 | あり | 広め | 無料 | 即時決済 |
MT5 | 変動 | あり | 普通 | 無料 | マーケット決済 |
cTrader | 変動 | なし | 狭い | 片道4.5ドル | マーケット決済 |
他のトレーダーとのオークション形式のECN取引はできません。
いずれの口座も、スプレッドと取引手数料を含めたトータルコストは他社より高めです。
STP(straight through processing)とは、約定スピードを上げるためにディーリングデスクの介入なしで、トレーダーの注文を機械的に処理する技術です。
FxProでは、口座タイプによって直接LPに注文を流すマーケット方式かカバー取引による即時決済方式かを選択できます。
営業スタイルはA-BookとB-Bookをどちらも採用しており、一部の評判・口コミにはストップ狩りの報告も出ています。
純粋にECNだからといって約定力が高いとは限りませんので、B-Bookを採用して、その部分をカバーしている構図です。
やはり、問題は前述の取引コストの高さでしょう。
初めての海外FX!短期売買・自動売買のポイント
ポイント
- 海外FXは短期売買・自動売買に適している
- 多くの業者で透明性の高いNDD方式を採用
- ゼロカット・分別管理は全業者で採用
- ほとんどの業者はA-Book・B-Book両方採用
- 完全B-Book業者は過度なスキャルピング禁止
- ほとんどの業者でアービトラージ禁止
- サーバー間の距離が約定力に影響する
海外FX業者は、国内FX業者よりもハイレバレッジで取引でき、受取りスワップが安く支払いスワップが高い傾向にあることから、短期売買・自動売買に特化した取引スタイルに適しています。
また、取引形態は、トレーダーの注文を業者のディーリングデスクの介入なしに機械的に処理するNDD方式(No Dealing Desk)が多いため、基本的に業者が不正を働くことができない透明性の高い仕組みです。
また、この記事で紹介する海外FX業者は、全てゼロカットが採用されているので、口座に入金した資金以上の損失は発生しません。
A-BookとB-Bookが混在している
FX業者の営業スタイルは、大きく分けるとA-BookとB-Bookの2種類に分類できます。
双方メリット・デメリットがあるため、一般的・平均的なトレードをする人の場合は、一概にどちらが良いとは言い切れません。
国内FX業者は完全なB-Bookが多く、海外FX業者はA-BookとB-Bookをどちらも採用している業者が多い傾向にあります。
海外FX業者は、市場のボラティリティによってA-Book・B-Bookを随時切り替えながら運営したり、口座タイプによってA-Book・B-Bookを分けたりして、柔軟に注文をさばくスタイルです。
つまり、A-Bookは約定力の低さはB-Bookでカバー、B-Bookの透明性の低さはA-Bookでカバーして、トレーダーに最良の取引環境を実現しようと努力しています。
ただ、海外FX業者にも完全なB-Bookの業者が存在し、そのような業者では「ハイレバレッジ」「少額取引」「短期売買・自動売買」といった海外FXのメリットが十分に活かしきれないので注意してください。
特に、過度なスキャルピングや数秒で決済を繰り返す自動売買によって大きな利益を出した場合、最悪口座凍結・利益没収となる可能性もあります。
また、基本的にアービトラージはA-Book・B-Book関係なく、どこの業者でも禁止されています。
サーバーの設置場所も重要
オンライン取引、特に短期売買で重要となる約定力は、主に次の2つが大きく影響します。
約定力のポイント
- 「自宅のPC」と「業者のサーバー」のスペックと物理的な距離
- 「業者のサーバー」と「LPのサーバー」のスペックと物理的な距離
自宅のPCやネット回線は、よほど程スペックなものを利用していない限り、そこまで約定力には影響はありません。
ただ、業者とLPのサーバースペックが低くサーバー間の距離が遠い場合、いくら物理的な高速回線を利用しているとはいえ約定力は落ちます。
これは、たとえ高速道路を使ったとしても、目的地が遠く非力な車で走るほど到着が遅くなるドライブと同じように、注文データの処理も遅延するということです。
そのため、業者のサーバーがLPのサーバーの近くに設置されているほど有利となります。
また、MT4でEAを稼働させた自動売買の場合、自宅のPCをシャットダウンするとEAがストップしてしまうため、別途VPSサーバーをレンタル契約し、そこにMT4をインストールさせて24時間EAを稼働させる方法が一般的です。
この場合も、契約するVPSサーバーは、そのスペックよりも設置場所の方が重要となり、VPS・海外FX業者・LPの3つサーバーの物理的な距離が近くなるほど、遅延なく注文が処理され約定力がアップします。
基本的にVPS業者は、自分で探して申込・契約が必要なのですが、業者によっては無料提供してくれているところもあります。